キムテリちゃんの受賞はもちろん嬉しいけれど、ジュヒョク君の存在の意義はもっと評価されていいと思ってる…。*この記事はかなりジュヒョク君よりです。
- 結末を受け入れられない方←理解できます、私なりの落としどころを、、、
- 使われたジュヒョク君のオマージュ作品を知りたい方←解説してます!
- ジュヒョク君が好きな方←そりゃそうだ
- できれば、初見の方はまっさらな状態で視聴をおすすめします!そして、やられてここに帰ってきて←ここ大事
~この作品をこの記事一本で丸っと完結、皆さんの視聴に役立てます!~
当ブログは感想が売り!
感想は、当ブログの人気記事二本をまとめました、それぞれにいろんな想いが残るこの作品、私なりの落としどころを書いてみました、ぜひご一読ください。
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『二十五、二十一』概要・あらすじ・キャスト
きらきら眩しい季節を描いた王道の青春物に見えるけど、世の無常を限りなく公平に描き、視聴者におもねることのないそんな新しく強い作品、『二十五、二十一』。
概要
公式㏋:http://program.tving.com/tvn/twentyfivetwentyone
放映:TVN放送局
監督・脚本:チョンジヒョン・クォンドウン
上記のお2人は『恋愛ワードを入力してください』のコンビ。
★ジュヒョク君はNetflixさんに愛されてるので当然Netflixさん独占配信、
★2022年2月配信開始、とにかく良作ぞろいのタームでした、「社内お見合い」「39歳」「気象庁の人々」など全てNetflixさん、コンテンツ力は流石ですね!
★韓国では数え年を採用しているので、日本の年齢で考えるとマイナス1歳。
STORY
物語は現在の韓国と1998年の韓国を行きつ戻りつしながら進んでいく。
ストーリーテラーは主人公ナヒド の一人娘ミンチェ。ミンチェはバレエダンサーとしての道を進み続けるかどうかの壁にぶち当たり、祖母の家に逃げてきた。若かりし頃の母親で、フェンシングの金メダリストでもあるヒドの部屋で過ごす中、母の日記帳を見つけ青春の日々にいた母の日々に思いをはせる。
1998年の韓国は、IMF経済危機の真っただ中、多くの若者が経済的な理由で夢を断念する中、ヒドの周りも無関係とはいかなかった。
もう一人の主人公 ペクイジンも経済危機のあおりを受け、父親の会社が倒産、裕福な生活から一変、家族は離散し、明日も見えない日々。
そんな二人が偶然出会い、友人との時間、フェンシング、夢、すべてを内包したを瑞々しい青春を一緒に過ごし、そして人生の無常を乗り越えて大人になっていく、、、。
★日本では平成10年、故橋本龍太郎首相、故小渕恵三首相時代で、日本でも大手企業、銀行の倒産が相次ぎ、戦後最悪の不況が続く。エンタメでは、映画「タイタニック」が大ヒット、国内では「踊る大捜査線」、GLAY、SMAP,の黄金期^^、
作中でもポケベル→異様に大きい携帯電話が登場、日本人でもノスタルジックに感じる小道具盛りだくさんです!
CAST
ぺク・イジン/ナム・ジュヒョク
経営者の息子で、IMF危機で父親の会社が倒産するまでは、赤いスポーツカーに乗った名門大学生。父親の会社が倒産、大学も休学し就職もままならないまま、貸本屋、新聞配達などのアルバイトをして一人で生計を立てている。
★ジュヒョク君は、のちほどたっぷり!
ナ・ヒド/キム・テリ
通っていた高校のフェンシング部が不景気のあおりを受けて廃部になり、何とかして名門で、憧れのフェンシング金メダリスト、 コ・ユリム の所属するテヤン高校のフェンシング部に編入しようと画策する。母親の反対も熱意で押し切り夢は叶う。フェンシング、仲間、恋、全てを内包した青春が始まる。
★テリちゃんは、この作品で百想芸術大賞のタイトルホルダーに!
★放映当時なんと31歳!信じられない、高校生にしか見えなかった、ジュヒョク君が当時28歳だから完全に逆なんだけど、全く違和感なし!
★まっすぐで、融通の利かない、強く透明感の溢れるヒロイン像にぴったり!
コ・ユリム/ボナ
名門テヤン高校のフェンシング部、韓国代表、国際大会金メダリスト、超一流のプレーヤーとして国民的人気がある。実家は小さな食堂を営み、フェンシングを続ける上で経済的な不安が付いて回る。
★宇宙少女というアイドルグループの一員。
★配信当時、26歳、テリちゃんは制服を着て並んでも全く年の差は感じない。アンビリーバボー!ボナちゃんInstagramには仲良さそうな二人の写真が^^。
★孤高の存在としての自分、仲間に弱さを見せることができる自分、難しい役どころを表現、ヒドとの友情は物語のもう一本の柱に。
左:ムン・ジウン/チェ・ヒョヌク
自称、「7組のイケメン」、ヒド、ユリムと同じクラスで、同クラスの学級委員スンワンとは幼馴染。ユリムが好き。バンド部所属でボーカル。
★当作で第58回百想芸術大賞新人賞にノミネート、惜しくも受賞は逃したけど今後も楽しみな若手さんですね^ ^。
★「ラケット少年団」にもご出演だそう。
右:チ・スンワン/イ・ジュミョン
ヒド、ユリム、ジウンと同じクラス、成績優秀な生徒会長。理路整然と物事を考えられ冷静だが、不条理に黙ってられない一面を持つ。海賊放送のDJも務める。放送部。
★冷静で自立した姿が素敵な委員長、内申稼ぎのがり勉委員長ではなく、ほんとに人望のある委員長でした。
「二十五二十一(2521)」感想
散りばめられたジュヒョク作品のオマージュ
STORYで書いた通りこの作品は、現在の韓国と1998年の韓国とを行きつ戻りつ進行します。
ジュヒョク君は作中で22歳~30代前半までを演じ分けました。
22歳のイジンは、、、ジュヒョク君が22歳の時演じた「恋のゴールドメダル」のジュニョンの面影がありまくりで、怖いくらい。
↑見たら、若っって思うけど、イジンの22歳もこんなんよ(>_<)
経済的な理由で大学を卒業できなかったイジンが必死で見つけた次の夢。
それは「眩しくて」でジュナが志なかばでとざされた職業と同じ業種、あの時のなんともやるせない気持ちが昇華されたようで胸熱。
他にもヒドと橋の上から一緒に見上げる「虹」。
虹は「スタートアップ」でダルミと一緒に見上げた希望の象徴。
桜並木を歩くイジン、桜は「スタートアップ」の美しさの一つ。
こんな風に、過去ジュヒョク作品のオマージュが散りばめることによって、自分がどの作品の世界線に居るのか、時間軸が曖昧になり、それが作品の時間の交差と同じように視聴者の時間まで交差させる演出、お見事です!
場を作り、他を輝かす役者ナムジュヒョク
ジュヒョク君のいる場面だけは色が違う、フィルターがかかったかのような淡く優しい色。
その中で、自分が前面に出る派手さはないけど、周りを輝かせる。
芝居は前から上手いけど、それとは別の唯一無二の佇まい、ちょっと他にこんな役者さんいないんじゃないかな....
私...、もっと評価されるべきだと思うんです、当然私の中では百想最優秀演技賞男子ノミネートです。
配信時、ジュヒョク君28歳、それぞれの時代を、瑞々しく、爽やかに、そして落ち着いたり、年相応に疲れたり、見事な演じ分けでした!
限りなく公平で無常な世界観
キラキラ輝く季節を切り取り、スポーツに打ち込む姿を重ね合わせた青春物、
そんなイメージを持って視聴開始。
当然のように、ジュヒョク君とテリちゃんが出会い.....,いろいろうまいこと行くんでしょと....、ふむふむ仲間と出会い、海へ行くwww( *´艸`)眩しいって、あれっ、おかしいぞ??と思ったのはどの辺りからでしょうか?
いつもなら、起こるべくして起こる、偶然なのか必然なのか、おあつらえ向きに用意された解決策や救いが全く起こってくれないのです...
待ってる電話はならないし、辞めると言ったら辞めてしまう。
世の不条理と戦う彼女に正義の味方はいないし、世はむかつくほどに不条理。
どうしようもない無常な出来事、経済的な壁にぶち当たり、険しい道を進むと決めた彼女にいつもなら現れるはずのあしながおじさんは現れない。
この作品に綺麗ごとはない。
人生の輝きと同様で、痛みや別れは、誰にも等しく降り注ぐ、主役、脇役関係なく、、、。
青春物でありながら、従来のように視聴者に展開や結末をおもねるのではなく、物語の根底に流れる公平性を貫き通した、強い挑戦作であったと思います。
★ネタバレなしのブログですが、当作品の結末とそこに至る流れが挑戦、公平性であり、今までになかったであり、新鮮さでもあると思います。 直接的な表現は避けますが、結末の予想はつきますので未見の方はご注意下さい。
これが私の落としどころ
そうする必要があったんだ、
人生は主役脇役関係なく痛みを伴い、
それでこそ、一瞬の今が輝くから。
お互いを思い合っていても、社会生活の中で生きてる2人の時間はすれ違う、そして心もすれ違う、なくてはならない存在なのに…、
2人が最後に駆け寄って、お互いを大切に思ってることが画面からあふれ出すようなシーン、
ダメなのか、これでもダメなのか、そこまで公平性に固執する必要があるのか、
最後はもはや祈りでしたね、、、
視聴者に受け入れられにくい難しい道を選択してまで突き通した公平性、
なかなかの衝撃、1日ふとした瞬間にこの二人のラストについて想いをはせるくらい、、には大きい、を与えてくれましたね。
イジンやヒド、そして仲間たち、それぞれがそれぞれに痛みを経験し再生していく、人生に主役も脇役も関係ない、徹底した公平性、それでこそ再び再開した時のリアリティはほんとそれっぽかったし、イジンとヒドのその後のインタビューは愛情ではないもっと深い情が伝わりしびれたし、これで良かったんだと、ここが落としどころだ、えぇ、ここが私の見つけた落としどころで、ただ、
こんな恋愛した男性とは絶対結婚したくない、と超どうでもいいことを思ったことを最後にお伝えしておきます。
ほんとに良作揃いだったこのタームの韓ドラ、
エンタメは基本ハッピーエンドで希望を残すべきであるが私の座右の銘なのですがw、
そうでなくても希望を残す作品を作れる、という新しい観点を見せてくれた『二五、二一』、心に記憶に残る一本となりました。
<この記事は2022.4.18に上げた記事を大幅に加筆、修正して再アップしてます。より皆様のお役に立つ記事を目指して。keinana>
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